Xperia NX SO-02DをXperia S LT26i化する

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前書き

スケスケのパーツがかわいいXperia NX SO-02Dちゃんだが、ドコモ版は速攻で生産終了になるなど不遇である。

また、Xperia S LT26iにあるNFCが省かれていて、NXはドコモプリインの糞アプリが多く、テザリングもSPモード固定されているなど、良いところがない。

そこで、せめてこのNXをLT26i化して、よりペロペロできる端末にすることがこのページの趣旨。

なお、SO-02DとLT26iの差分は大きく分けて3つあると思っている。

  • 公式Bootloader Unlockが可能かどうか
  • NFCのハードウェア・アンテナが搭載されているかどうか
  • ファームウェアの違い

実のところ、ファームウェアを単にLT26i化するのは簡単なので、このページではハードウェアとして不足しているNFCまでを利用可能にすることを目指したい。

NFCハードウェアの追加

部品の調達

ハードウェアとしてSO-02DにはNFC関連のモジュールが不足していることは確かだ。pocketgamesで写真付きで解説されている。

これを見ると、少なくともNFCアンテナは丸ごと取り除かれているし、アンテナへの接続部分も部品ごとない。モジュールとしては、NFCチップそのものも省かれている。

ITMediaの分解記事にあるSIMモジュールの写真と、NFCモジュール付きSIM PCBの写真を確認して欲しい。

そこで、部品を調達しなければならない。

このページでは、ドイツのSTELLATECHから部品を取り寄せた。

  • Sim Card Reader Flex + Microfone / NFC Module [1]
  • Antenna Module NFC [2]

部品の実装

  1. 背面カバーを外す。
  2. ミドルカバーのトルクスねじとプラスねじをすべて外す。
  3. USBカバーとHDMIカバーを開いた状態にし、USB端子とミドルカバーの間の隙間に治具や爪を挟み、ミドルカバーをゆっくり外す。
  4. SIMカードリーダと本体基盤をつないでいるコネクタを外す。
  5. ミドルカバーとSIMカードリーダ基盤は右端部分が両面テープで接着されているため、ドライヤーなどで温めてからSIMカードリーダ基盤とミドルカバーを分離する。
  6. NFCアンテナをミドルカバーに貼り付ける。
  7. NFCチップ付きSIMカードリーダ基盤をミドルカバーに装着する。
  8. 元に戻す。

ファームウェアのLT26i化

その前に

あわててLT26iのファームウェアを焼き込むこともない。その前にやっておくべきことがいくつかある。

  • SIMフリー化
  • ICS化
SIMフリー化
Xperia NX SO-02Dはドコモ公式のSIMアンロック対象機種であるため、SIMフリー端末にすることが可能だ。いろいろとゴニョゴニョすればSIMアンロックもできたりするし、LT26i化した後でも他社SIMを挿入すればネットワークアンロックコードが入力できるかもしれないが、ここは一発、まともな手段でSIMロックを解除しておいてもよいだろう。
ICS(Android 4.0)化
なぜICS化に触れているのかと言うと、2012年11月に配布が始まったSO-02DのICSファームウェアで、ラジオ部分のファームウェア更新があること、SO-02D向けのftfファイル作成をやっておいて損はないこと、の2点が挙げられる。
FOMAプラスエリア対応のために日本では無線ファームウェアが特別だったりすることもあるため、一般にROM焼きという作業でもラジオファームウェアの焼き込みは避けることがあるし、LT26i化作業では基本的にラジオファームウェアの焼き込みはやらない。
また、ICSファームウェアを適用したあとで、ftfファイルを作成しておけば、ほぼ純正の環境に戻ることができる。ドコモの保証を受けたいのであれば、ftfファイルの作成はやっておくべきだ。
JB(Android 4.1)化
腐っても2012年当初はフラグシップだった端末なので、JBアップデートの予告がされている。これはLT26iのみを対象にしているようで、NTTドコモからは発表されていない。2013年4月以降にAndroid 4.1アップデートが提供される予定になっている。

準備

  1. Flashtoolを利用可能な環境にする
  2. LT26iのftfファイルを入手する
  3. Flashtoolを用いてftfファイルを焼き込む

ポインタ

  • Flashtool [3]
  • LT26i ICS ftf

焼き込み

  1. TODO

動作確認

結論から言うと、今回この試みは失敗に終わった。 起動時のADBログでは

D/NfcService(703): checking on firmware download
E/NFC JNI(703): Failed to initialize nfc library
E/NFC JNI(703): Nfc chip is broken or no chip

というように初期化に失敗してしまっている。

メッセージを鵜呑みにするなら、ファームウェアの読み込みができずに初期化されない状態なのだと思われる。おそらく、どこかのパーティション(Androidのシステムとは関係がない)にNFCチップ用のファームウェアが書き込まれているのだろう。

そのため、アプリケーションサイドでJNI経由でIOCTLを行う際に

E/NFC JNI(703): phLibNfc_Mgt_IoCtl() returned 0x0031[NFCSTATUS_NOT_INITIALISED]

となって、結局NFCが有効にならない。

今後のアクション

とりあえずLT26iの実機を入手した。ハードウェアとしてのNFCチップとアンテナ部分だけを交換してみたところ、LT26iではNFCがちゃんと動作するが、SO-02DではNFCが動作しない。やはり、FTFファイルで取り扱っていないパーティションにファームウェアか何かが格納されているのだと思われる。

  • root化を行って、パーティション情報とパーティションのダンプを取得し、それらの差分を調べる。
  • LT26iから適切な情報を抜き出す
  • SO-02Dに適切な情報を書き込む

余談

ヤフオクで調達したSO-02Dは、すでにLT26i化されていたのだが、SIMロック解除はされていなかった。そこで、いったんSO-02Dに戻した上で、ドコモの公式SIMロック解除サービスを利用し、SIMフリー機にしたいと思う。

準備

基本的にはLT26i化の手順と同じである。

  1. Flashtoolを利用可能な環境にする
  2. SO-02Dのftfファイルを入手する
  3. Flashtoolを用いてftfファイルを焼き込む

ポインタ

  • Flashtool [4]
  • SO-02D 6.0.A.4.1 ftfファイル [5]

焼き込み

  1. 端末内の必要なデータは、あらかじめバックアップを取っておこう。また、充電は十分に行っておこう。
  2. Flashtoolのfirmwareフォルダ内にSO-02Dのftfファイルを設置しよう。(実際は不要な手順)
  3. Flashtoolのdriversフォルダ内にあるFlashtool-drivers.exeを実行し、Flashmode用のデバイスドライバを導入する。このとき、ウィルス対策ソフトウェアによって警告が出る。自己責任でインストールしよう。
  4. Flashtoolを起動し、稲妻マークのアイコン(Flash)を選択し、左側のペインでSO-02Dのftfファイルが選択されていることを確認しよう。選択されていないのであれば、SO-02Dのftfファイルを選択しよう。
  5. すべてのデータをWipe(消去)する設定になっているか、右側のペインを確認しよう。ユーザデータなどが惜しいのは理解できるが、ファームウェアの焼き込みで余計な要素はないほうが(経験則的には)安心できるからだ。
  6. OKボタンを押し、しばらく待とう。すこし準備に時間がかかるようだ。
  7. 新たにウィンドウが展開し、端末を接続するように表示されたら、電源を切った状態のSO-02Dを用意し、ボリューム-ボタンを押しながら、Micro USBポートに接続しよう。Flashtoolが赤い文字でエラーを出している場合は、その表示を良く読もう。たいていは、デバイスドライバが用意されていないことが原因だ。すでにデバイスドライバを導入済みであれば、もう一度やってみるとうまくいくかもしれない。
  8. FlashtoolのインフォメーションログにStart Flashingと表示され、処理が継続している間は電源を切ったりMicro USBポートから抜去しないようにしよう。文鎮を作ってしまうことになる。
  9. Please unplug and start your phone と表示されたら正常終了している。Micro USBポートから抜去し、動作を確認しよう。

公式SIMロック解除

ドコモショップに行って、SIMアンロックを依頼しよう。作業はそれほど時間をかけずに終わるはずだが、SIMアンロックのことを知らないドコモショップ店員は驚くほど多い(と聞く)。適切にSIMアンロックがされたのか確かめるために、ソフトバンクモバイルやイーモバイルのSIMを持っているならば持参してその場で確認をすべきだ。

ちなみに、NTTドコモとの回線契約がなくとも、SIMアンロックはドコモショップ店頭で実施してもらえる。ただし、契約者であろうとなかろうと本人確認用の身分証明書の提示は求められる。端末の所有者でない場合は所有者の委任状、未成年である場合は親権者承諾書が必要かもしれない。

実際の作業はネットワークアンロックコードをIMEIに従って発行してもらい、専用のSIMカードを挿入した上でアンロックコードを入力するだけなのだが、ドコモショップ店頭ではSIMロック解除申込書の記載事項確認とその承諾と署名を行う必要がある。不慣れな店員であったりすると、逐次席を外して確認したりするようで、思った以上に時間がかかる。SIMロック解除の手数料は2012年11月現在で税込み3150円になっている。作業終了後はSIMロック解除申込書の控えと請求書兼領収書を渡されるので、なくさないように保存しておこう。何かの拍子にSIMロックが復活してしまった場合に、これを持ってドコモショップに行くと再び解除してもらえるはずだ。